タイへの投資について
投資先としてのタイには、次の7つの魅力があります。
1.政治的に安定しています。
2013年~2014年の政治混乱が2015年に終息し、2016年のラーマ10世の国王即位以降、安定感が増しています。
2.経済的に安定しています。
2017年からの世界的な景気回復基調を受けた輸出拡大によって、タイの景気は拡大に向かっています。この輸出拡大と原油価格の低下で貿易黒字が拡大し、大幅な経常黒字となっており、国際収支上の懸念材料もありません。
また、ASEAN主要国の中心的な存在で、地理的にもASEAN経済圏の産業や物流のハブとして周辺国の経済の伸長とともにタイ経済も潤うようになっています。
3.多くの日系企業が進出しています。
日系企業の海外進出先として人気の高い国のひとつであり、トヨタ自動車やホンダをはじめとして5千社を超える日本企業が進出していますが、進出が再加速する傾向にあります。
また、バンコク市内の2000軒を超える日本食レストランをはじめ、イオン系スーパーや伊勢丹、髙島屋などの日系小売店舗の進出などによって、日本人の居住環境も整ってきています。
4.タイの生活レベルは先進国並みの水準となっています。
医療技術や家電、自動車などの技術力は先進国並みの水準にあり、インターナショナル病院には日本人スタッフが常駐しており、日常生活において高い安心感が持てます。
また、教育レベルも高く、英会話のできるタイ人も多く、周辺諸国と比較して犯罪も少なく、治安面でも一定の安心感を持つことができます。
5.タイは世界有数の親日国です。
タイは仏教国であり、仏教の考えが人々の生活に根付いているとともに、世界有数の親日国でもあるため、日本人にとって、とても住みやすい国のひとつとして挙げられます。
6.タイの不動産価格は毎年値上がりを続けています。
バンコク銀行によるとタイの不動産価格は全国平均で毎年10%以上値上がりしており、なかでもバンコク市内中心地の価格は高騰を続けています。
また、タイでは比較的不動産関連の法制度が整っているため、外国人投資家による投資が増大し、価格の高騰に一層の拍車がかけられています。
7.訪タイ観光客は、4000万人突破することが見込まれています。
国連世界観光機関(UNWTO)発表最新データから、2019年の訪タイ観光客は4000万人を突破することが見込まれています。
また、マスターカードによる「2018年度アジア太平洋渡航先ランキング」調査でバンコク(1位)、プーケット(6位)、パタヤ(8位)とタイの3つの都市がランクインしています。
このような観光客の動向もあって、タイ政府は、国内有数の観光リゾート地であるプーケット島に国際空港新ターミナルや高規格道路、先進技術を採り入れたインターナショナル病院などの社会的インフラ整備に積極的に投資を行っています。
増加するバンコクやプーケットへの渡航者
2018年度アジア太平洋渡航先でバンコクが1位に、プーケットが6位にランクイン
バンコクの滞在者数は20.1百万人でランキング1位に、プーケットは9.3百万人で6位となっています。
1日あたりの支出額では、右表のランクではプーケットが$239で、シンガポールについで2位にランクインしています。