海外リゾート投資ニュースレター 2020/3/4 第35号
気にしてみたい国内旅行者からの人気度
今回は、今月26日(木)の少人数セミナーでのテーマにもなっているタイ中部の観光都市「ペチャブリ」についてです。第28号でも取り上げていますが、同地にまつわる1つの興味深いデータがありましたので、それをご紹介いたします。
タイの観光・スポーツ省(Ministry of Tourism and Sports)は国内77県(1都76県)の県別外国人旅行者数を公開しており、2019年における外国人旅行者から人気の県トップ10は以下の通りになります。
1位・バンコク、2位・プーケット、3位・チョンブリー、4位・クラビー 、5位・スラーターニー 、6位・パンガー、7位・チェンマイ、8位・ソンクラー、9位・アユタヤ、10位・プラチュアップキーリカン。
「あれ、ペチャブリは?」とツッコミが入りそうですが、別の要素が加わるとこのランキングに変動が見られます。その要素とは、「タイ人の旅行者数」です。タイ人・外国人を合わせた旅行者全体のデータだと、ペチャブリはトップ10以内にランクインするのです。ちなみに、プーケットも3位と上位をキープしています。
この「自国の人にとって人気の旅行先」という事実は、海外リゾート投資の投資先を考える上で非常に重要な要素ではないでしょうか。例えば、外国人旅行者は、滞在先となるリゾートや国自体に何か不測の事態が起こると敏感になり、旅行を取り止めてしまうリスクが高い。ただ、国内の人間であれば、情報を多く持ち空気感もしっかりと把握するため、外国人旅行者に比べると旅行をキャンセルする恐れは低くなるはずです。つまり、国内旅行者から人気があるということは、旅行先・リゾート先としての基礎体力及び持続可能性の高さを意味するのです。
ニューノルディック社は、タイだと6都市でプロジェクトを展開しています。「タイを投資先に選びたい、でも選んだ場所のポテンシャルは果たして大丈夫か?」と疑問が頭に浮かんだ際には、国内旅行先からも人気かどうかという視点で一度考えてみてはどうでしょうか。安心感や確信が得られるかもしれません。
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【日時・テーマ】
●第2回 3月12日(木)18:30~
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●第3回 3月26日(木)18:30~
テーマ:ペチャブリ(タイ)
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